今日はドイツが抱える負の遺産、ユダヤ人が犠牲になった強制収容所を見学します。
Gedenkstätte Sachsenhausen ザクセンハウゼン強制収容所。
ここではヒトラー政権下、10万人のユダヤ人が犠牲になりました。
これが収容所への入り口の門。ここがStation A。
何も知らずにこの門をくぐった人、恐怖を感じながら通った人、いったいどんなだったのか。想像すらできません。
Station Aを入ったら、最後に辿りつくのはStation Z、つまり死でした。
門には、「ARBEIT MACHT FREI」(労働すれば自由になる)という文字が入っています。収容された人は強制労働につかされたり、生体実験の被験者になったりしたそうです。
内部の建物は少ししか残っておらず、だだっ広い草の生えた敷地を見渡すと、鳥肌が立ちました。それは強く吹いていた風のせいだけではないはず。
とても写真を撮る気分にはなりませんでした。
資料館はあいにくこの日はお休み。
収容所の見学は無料で、オーディオガイドが3€ で貸し出されています。
ガス室の跡や絞首を執行した場所、遺体を火葬した炉が残っています。
いろんなことを考えさせられた見学でした。
お昼ご飯のあとは打って変わって楽しい場所、Zoologischer Garten ベルリン動物編へ。
umi 的には今回の旅のハイライト!
お楽しみは何と言ってもこれ、ゾウさん!
日頃からゾウさんの歌を 「ぞぉぉぉぉぉ~~~~おさん!」と歌ってるんだもんね♪
かなり眠かったはずなのに、そんなことは忘れちゃいました。
アザラシが泳ぐのを見てとっても楽しそう。
キリンさんにも大興奮でした。
パンダやライオン、トラ、豹、白クマ、サイ、鹿などなど、ほんとにたくさんの種類の動物たちがいました。敷地も広く、かなり歩きました。
最後の夕食は、最寄りの駅近くのトルコ料理屋さんで。
ケバブのインビス(ファストフードのようなもの)はよくありますが、ちゃんとレストランになっているお店に入るのは初めて。
私は温かい前菜の盛り合わせ(前菜にはとても見えない!)、旦那サマはケバブと野菜のご飯のせ。
どれもとってもおいしくて、ペロッと食べちゃいました。
ケバブのお肉は、店先のロースターでクルクル回ってローストされているお肉を削いだもの。これは当たり外れがあんまりなくて安心。
ベルリンはもちろんドイツなんだけど、ドイツ料理屋さんはとても少なかった、というかほとんど見かけなかった。
その代わり、いろんな国のいろんな料理屋さんがありました。国際都市ってことかなぁ。